インプラントの基礎知識

治療の安全性

 

骨に穴をあけると聞いただけで怖いと感じてしまい、治療への不安を覚える人も多いと思います。インプラント治療の安全性について考えてみたいと思います。

 

 

インプラントの手術は一般的に局所麻酔で行います。恐怖心が強い人の場合には、「静脈内鎮静法」という方法を併用して眠っているような状態にして手術を受けることもできます。どちらの場合でも、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。

 

 

手術後の痛みに関しては、治療内容や個人の感じ方などによって違いはありますが、一般的な歯科治療の抜歯をしたときと同程度だと言われています。手術をするからといって入院の必要もありませんし、次の日から通常の生活ができます。

 

 

インプラント自体の安全性についてですが、通常インプラントはチタンでできています。チタンは体へのアレルギーが起こりにくいもので体と調和できる素材です。治療後のメンテナンスをきちんと行っていれば心配はないと思います。

 

 

しかしどんな治療でも手術でもリスクがまったくないものはありません。中には事前検査が不十分だったとか、患者の全身状態の確認が不十分だったとか、適切な施術ができなかったとかいった理由で再手術になることもあります。

 

 

こうしたリスクを少しでも減らすためにできることは歯科医院選びをしっかりと行うことです。口の中の状態を適切に診察して治療計画をしっかり立ててくれる医院を選ぶこと。事前に治療に際してのメリットやデメリットをしっかり説明してくれる、事前検査をしっかりしてくれる、治療後のメンテナンスもしてくれる医院を選ぶことが大切です。