インプラントの基礎知識

自由診療について

 

歯科医院や病院で歯の治療を行うときには保険診療になるものと自由診療つまり保険適用外になるものがあります。保険診療の場合、健康保険範囲内の治療ならば0割から3割の自己負担で治療を受けることができます。保険診療の場合、治療費の自己負担額が少ないというメリットがあります。しかし治療方法や使用する材料、治療回数などに制限があるというデメリットもあります。

 

 

特に治療の必要がない歯に見た目や使用感などにこだわっていい仕上がりを求めて治療を行う場合には保険適用外なので自由診療となります。

 

 

自由診療では歯科医師が決めた治療方法を全額自己負担で受けるものです。自由診療のメリットとしては、治療方法や使用する材料の選択肢がたくさんあること。噛む機能の向上を追求したり見た目の美しさを求めたりすることができること。最新の高度治療を受けることができることなどがあります。

 

 

しかし治療費の自己負担額が大きいことや歯科医院によって治療費が違うので、治療内容や費用の比較ができにくいことなどがデメリットとして挙げられます。

 

 

インプラント治療は自由診療となります。しかし平成24年の4月からは国が決めた病気や外傷が理由であごの骨を広範囲にわたって失くしてしまった場合、インプラントの義歯治療に保険適用が認められるようになりました。しかし適用対象となるのはごくわずかな限られたもので、ほとんどのインプラント治療は自由診療となっています。医療費が国の財政を圧迫している現代において、全てのインプラント治療が保険適用になるのは難しいことだと思います。