インプラントの基礎知識

インプラントの種類その2

 

オールオンフォー

 

 

さらに2種類のインプラント治療法を紹介します。

 

「オールオンフォー」。
総入れ歯の人、たくさんの歯を失くした人に対してインプラントを4本埋入する治療方法です。仮の歯をインプラントでしっかりと固定できるため形状は入れ歯に似ています。しかし総入れ歯のように外れる心配がないので、自分の本当の歯と変わらない機能を得ることができます。

 

手術をしたその日に仮の歯を入れるのですぐに噛むことができます。機能面も審美面も自然な状態に仕上がります。

 

インプラントを埋め込み手術をした後、短期間で歯が入って食事をすることができます。

 

6本埋入する方法は「オールオンシックス」と言います。この方法は欧米で普及したもので、手術後の腫れも少なく、手術時間を短くし、費用負担も少なくして、精神的な面でも患者さんの負担を減らせます。

 

 

「骨への埋め込み量を軽減できるインプラント」。
苦痛を少なくして安心してインプラント手術を受けることができる方法です。骨を削る際の不快な音や振動を与えずに、通常のインプラントよりも埋入時のリスクを減らすことができます。特殊な器具で糸のように小さな穴を少しずつ拡げていきインプラントを埋め込むことのできる穴を作っていきます。骨には弾力性があるため、穴を少しずつ拡げていくことができるのです。

 

傷口も最小なので手術後の治りも早いのが特徴です。骨を少しずつ広げるため骨密度も上がるので骨粗鬆症の人にも有利な方法と言えます。ドリルをほとんど使わずに骨幅を押し広げていきます。手術後の腫れや痛みも少ないです。