インプラントの基礎知識

インプラントの失敗

 

インプラントにすることで得られる人工の歯には利点が多くて、きちんとお手入れをしていれば半永久的に使い続けることができます。こうした利点からインプラント治療を選ぶ人が増えてきています。しかし過去に行ったインプラントに不具合を感じてリカバリーのために来院している人も増えているのが実情です。

 

 

インプラントの失敗例にはどういったものがあるのか具体的に挙げてみます。インプラント体が抜けたとかぐらつきが気になるといった例があります。
・インプラントの位置や角度や深度などがきちんとなっていないために固定できないもの。
・インプラントの先が骨から見えてしまっているもの。
・インプラントと骨の結合がうまくできていないもの。
・インプラントが上あごを貫通してしまったものなどがあります。

 

 

他にも人工の歯がとれるとかぐらつくといった例もあります。状況としてはアバットメントと人工の歯との締め付けが緩いもの。不適切な咬み合わせになっていてそのために連結部分への負担がかかり緩んでしまったものなどがあります。

 

 

長期間に渡り痛みや腫れやしびれなどの症状がある例もあります。状況としては細菌感染をして手術をした部位が炎症を起こしてしまっているもの。インプラントが本当の歯の歯根に接触してしまっているもの。インプラントが神経を損傷して麻痺が起きているものなどがあります。

 

 

こういった失敗は医師の最初の診断ミスによるものが大きいと思います。こうした失敗やトラブルに合わないためにも十分な経験があり丁寧な検査をして診断を適切に行う医師を選ぶことが大切です。