インプラントの基礎知識

セルフケア

 

インプラントを長持ちさせるために大切なこととして、「セルフケア」があります。治療後のケアを怠ると、インプラントの周りにある骨や歯茎が歯周病になってしまい歯や歯茎が痩せていって、インプラントが抜けてしまうこともあります。

 

 

健康な歯に比べてインプラントは支えている歯茎の構造が弱いため、炎症が起きてしまうと健康な歯より早く悪化していくのです。そのためインプラントの治療後には、毎日きちんと自宅や外出先でセルフケアをするようにして、口の中を清潔に保っていてください。

 

 

セルフケアの基本「歯磨き」について自分で行う際のコツを紹介します。
清掃効果の高い磨き方は、ハブラシの毛先部分を使って細かく振動させます。ハブラシを手のひらで握ってしまうと磨くときに力が入ってしまうので、毛先が広がってしまい磨きたい面へハブラシをあてるのが難しくなります。また角度をつけるなど細かくコントロールできずに磨き残しをしてしまう可能性があります。細かく振動させるのに適したハブラシの持ち方は、親指と人差し指と中指の3本の指だけを使ってハブラシを持つ方法です。この持ち方ならばハブラシの力加減もしやすいですし、細かい動きもコントロールできます。特に汚れが溜まりやすい歯と歯の間や歯茎との境目の汚れを落とすために効果的な持ち方です。

 

 

また歯磨き粉をつけるときには、米粒大くらいをつけるようにしてください。米粒大が適量とされていて、これ以上つけすぎると歯磨き粉をつけただけで磨いた気になってしまい汚れをしっかりと落とせなくなるからです。