インプラントの基礎知識

実績について

 

歯科医院を選ぶとき、医師の技術や実績を参考にします。インプラント治療における実績とは一般的に経験年数や挿入数、症例数や成功数などと表現されます。

 

 

経験年数というのはインプラント治療を開始してからの年数を示しています。経験年数が長い方がいいのですが、極端な話「年間1本を10年」行っている医師よりも「年間10本を1年」行っている医師の方が信頼できると思います。

 

 

挿入数や症例数というのは、今までどれだけインプラントを入れたかを示しています。患者さんによって複数本数入れる人もいるため、症例数よりも挿入数の方が多くなります。この場合も「20年で100本」つまり年間で5本の医師よりも「5年で80本」つまり年間で16本」の医師の方が信頼できると思います。

 

 

成功数というのは、インプラントが成功した数を示しています。特に気にする必要はないのですが、一般的に10年経過した時点でのインプラント成功率は90%以上であると言われています。これより極端に少なければ問題だと思いますが、そういった医師の場合は成功率を公表していないかもしれません。成功率が100%ということはありえません。医師の失敗とは関係なくインプラントが結合しない場合もあります。

 

 

つまり一番大切なのは、どれだけの症例数をこなした医師であるかということです。歯科医院を選ぶとき、医師の実績あるいは医院としての実績を見るならば症例数で確認してください。目安としては年間で50症例以上を5年以上経験している医師であれば信頼できると思います。